008 居心地のいい教室の話

人間、楽しければ楽しいほど、充実していれば充実しているほど、言いたいことって無くなっていくなと思います。最近は1年前の自分が見たらドン引きするくらいカレンダーが埋まっている。考え続けて言葉を吐き続けるのがアイデンティティみたいなとこあったのに、おい……いいのか? このままで……と私の中の市井游が囁いてくるので、久々になんか、書くか……となりました。義務感で書くブログ、楽しいか? 需要もクソもないのに。書いてる途中で飽きたらそこで終わろうと思います。

 

今はお汁粉を食べながら書いてます。

餅が結構好きなんだけど、一人暮らしだと調味料を使い切るのがマジで難しくて、醤油すらも滅多に買わないので、餅買ってもなあ……と思ってたんですが、フリーズドライのおしるこなるものを最近購入してから餅食が捗っている。

切り餅(切れ目入ってるやつ)を手で半分に割って、レンジ使えるタッパーに入れて、餅よりちょっと上まで水入れて、3分くらいレンチンして、お茶碗とかにフリーズドライのおしるこを入れて、お餅のレンチンに使ったお湯でおしるこを溶かしてからお餅を入れる。

お餅もおしるこも日持ちするから賞味期限気にしなくていいし。使う食器がタッパーとお茶碗とお箸だけなので楽。包丁まな板はもちろんラップもアルミホイルも要らない。あったかい。美味い。最高~。

 

おしることぜんざいの違いを気になる度に調べて毎回忘れてる気がして、今食べながら調べました。なるほどねとなりました。

 

子供の頃に満足にできなかった体験を大人まで引きずるみたいなのって結構あるよな。早いうちからインターネットに触れると自己肯定感低くなるよねみたいな話をふと思い出した。

私の場合、自分がクラスで1番か2番に絵が上手いっていうので調子に乗ってた頃があったんだけど、わりと早い時期(小学校高学年くらい)からインターネットの世界に足を踏み込んで、自分より絵が上手い同世代なんで腐るほどいるな……と気付いた。それでも評価されるくらいは……と思って、回線の向こうの誰かに絵を見せたこともあったけど、褒めてくれる人が1人いたら、下手くそって笑う人も1人いて、目にもかけない人が100000000人くらいいた。

 

Guianoも「君は世界を知りすぎたのさ それはいいことだけじゃない」って言ってた。わかる。(そういう意味か?)

 

TRPGをやってる理由のうちの、小さくないひとつに「その世界でなら自分を褒めてくれる人がいる」っていうのが、正直ある。キャラメイクがとか、RPがとか、いろいろ。

教室だな、と思う。

狭い世界で、狭い世界でなら、ちょっとできるやつなんです、という顔をできる。TRPGの配信や動画を見ない理由に、自分よりTRPGが上手い人なんて腐るほどいるな……と気付きたくない、っていうのがある。あります。正直……正直まだ……調子に乗っていたい! っていう。

TRPGに関するコメントで「中途半端にクリエイティブしてる気分になれるので、中途半端なやつらが集まる」ってやつを見かけて、冷や汗をかいたことがあります。誰しもそうとは思わないよ、本当にすごい人だっている。それで食ってけるだろぶっちゃけ、みたいな人もいる。いやそもそもそんなつもりで遊んでない人もいる。ただ楽しくて。ただ物語が、キャラクターが好きで。

でも自分は違って、特に秀でた才能がないことから目を逸らすのに、ちょうどいい空間すぎるんだよな。教室の外には、自分よりすごいやつなんかいっぱいいるのに。

 

なんか暗い方向に話が進み始めたからちょっと前向きなこと考えよっと。

ただ、人間の価値って、単純なパラメータの問題じゃあないよな~とも思ってるんですよ。例えば大好きな親友がいて、いろんな苦楽を共にしたり、いろんな景色を見たり、励ましたり励まされたり時には喧嘩したりして今まで生きてきたとする。そいつと、ある日突然現れたあらゆる能力がそいつより勝っているスーパーマンとで、どっち優先するかって言われたら、スーパーマンより旧知の親友を選ぶ人、少なくないと思うのね。

私は結構そういう過去の思い出みたいなやつ大好きマンで、なんで一緒に遊んでくれるの? とか、なんで好きでいてくれるんだろう、とか言われたときに、すごいからとか、尊敬してるからみたいなのも勿論あるんだけど、それ以上に、あんときああ言ってくれたからとか、前遊んだときに楽しかったからとか言うのがあるわけじゃん。

要は好感度メーターの話ね。

これは感情的に見えてかなり合理的な判断だと思ってます。人間、経験から学ぶので、「楽しかった経験」「嬉しかった経験」から「この人となら安心~」みたいな判断材料を蓄積してるわけだよな。共通の思い出が多ければ多いほど、お互いの判断材料が増えるので、誘いやすいとか、高感度メーター上がりやすいとか、そういう理屈。

自分だってよく私と遊んでくれる人、何が楽しいんだろう……と思うことはあるんだけど、その考え方自体がちょっとずれてるんだよなあというのはある。自省も込めて。

すごいと思ってる部分も尊敬してる部分もあるけど、もし相手からそれが無くなったとしても、同じように遊んでるだろうなと思う。なんか……ちょっと悪いことしちゃったくらいじゃ全然許しちゃう。叱って笑って、また遊ぼうぜって言う。だって友達だしさ。

 

TRPG以外のこともやりたいなあ。最近は映画とかもちょこちょこ見てる。紅茶買ったりしてる。謎解きとかも楽しい。なんか創作したいなという気持ちもあるけど、それに関してはわりとTRPGが満たしてくれちゃうんだよな。中途半端にクリエイティブできる遊び、なので……。いやいや、趣味に貴賤はないと信じてる。オタクらしく。

言うて最近触れてる世界はTRPG通じてできた友達の影響が色濃い。狭い教室の中に、いろんな一等賞がいて助かってるのだ。素直に尊敬できるし、いろいろ教えてもらえるし、楽しい。教室から出なくてもいろんなことを知れる。

多分これから、たまには廊下に出て、他のクラスのやつとも話してみたいなと思える瞬間もある。ちょっとずつね。幼少期にやれなかったことを、やり直してるのかもしれん。

 

飽きた。おわり!